通常上のサンダーケレンに対して、集塵機付きサンダーケレンとは、ベビーサンダーにカバーとホースを付け、大型の掃除機の様な集塵機で粉塵を吸い込みながら塗膜剥離を行うものです。塗膜の固さや塗膜の塗り重ね回数、塗膜の劣化の状況により変わりますが、1回の作業で塗膜剥離が出来ない場合は、写真右下の様な超音波剥離を先行して行います。超音波剥離とは、大きな「ノミ」の先を、超音波の様に細かく振動させて塗膜を剥がす工法です。 集塵機付きサンダーケレンは粉塵が出ないだけでなく、サンダーの刃の廻りに付いている丸いカバーによって、サンダーの刃が壁に対して平行に保たれる為、削りすぎがなくなり、均一な塗膜剥離が可能になります。よって全面左官補修ということはなくなり、新築時のもともとのコンクリートの巣穴や段差補修を行うだけで済むと共に、粉塵が格段に少なくなる為、その後の高圧水洗浄でも多くの手間が軽減されます。
集塵機付きサンダーケレンといっても、窓や手摺のコーナー部や幅の狭い部分については、カバーが完全に壁に接しない為、粉塵が飛散する場合もあります。その為、窓や室外機、ガス給湯機、換気ガラリ等の養生が必要になります。この期間は窓を開けての換気が出来なくなり、エアコンの使用が制限されます。ただし、施工状況によっても変わりますが、2〜3日間なので、他の剥離工法より短い期間で工事が完了します。
下の写真の様な、壁の入隅部や手摺の裏側、雨樋・エアコン室外機の裏側等、集塵機付きサンダーの刃が届かない箇所や、サッシや玄関枠との取り合いで、サンダーの刃と接触するとキズを付けてしまう恐れがある箇所があります。その様な部位に関しては、先に説明しました超音波剥離工法にて、刃の先を奥まで入れて、サッシ等をキズ付けない様に細かい作業を行います。その為建物の形状が複雑になればなるほど、剥離の手間が掛かります。
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